グローバル企業における受容性と積極性

こんにちは。

今回書いていくのは、グローバル企業における受容性と積極性の

2つの資質・性格についてです。

結論を先に書きますが、この二つの受容性と積極性の資質は

多くの国籍や背景を持っている社員から構成される

グローバル企業において、とても重要な役割を担うものです。

このことについて、私の現在の考え方を

それぞれ受容性のパートと積極性のパートの2パートに分けて

説明していきます。

 

①受容性

私が考える受容性とは次の通りです。

「意見や考えの異なる人々を積極的に理解しようと努め、

その異なる意見や考え方を出来るだけ取り入れようとする姿勢」

受容性とは姿勢を表す言葉であり、決して出来る・出来ないというように

0か100かで表すものではありません。

20%だけ出来る人、50%出来る人、90%出来る人、いろんな

レベルの人がいるそんなイメージです。

それでは、なぜ受容性がグローバル企業の社員にとって必要なのか?

それは感情的にならずに相手とコミュニケーションを取ることが出来るように

なるから。そして結果として、相手とのコミュニケーションにおける

齟齬や認識のずれが少なくなり、情報・意思の共有スピードが速くなるからです。

例えば、同じプロジェクト(PJ)にいる外国のメンバーと仕事をしている時に、

進捗が遅れてどんどん成果物の納期が差し迫っているとしましょう。

この時に、一番タブーな考えが「やっぱり外国人は仕事の納期を守れないんだな」

これは世界中の70億人をたった一つの「日本人と外国人」という分類でもって、

「外国人」の能力や仕事のやり方について不当な評価をしています。

そんなもん、出来るわけがありませんし、一人一人にしっかり

注目をして判断をするべきです。

この時に外国人の方からすると、個人の考えややり方をないがしろにされて、

大雑把な外国人の性質というようなもので、評価されたと感じてしまいます。

これでは、お互いに感情的になっていまうのも無理はありません。

 

もう一度、結論を言います。

「意見や考えの異なる人々を積極的に理解しようと努め、

その異なる意見や考え方を出来るだけ取り入れようとする姿勢」

特に、相手を一人の個人として積極的に理解しようと努めることが大事なのです。

 

②積極性

 次に積極性に関して、説明していきます。

積極性のある社員とは、コミュニケーション能力が高いとかという

話になりやすいですが、私は少し見ている軸がずれている感じがします。

まずは間違っている方の「コミュニケーション能力が高い」ということ

ですが、これは多くの人と気楽に話せるという感じのイメージです。

一方で私の考える積極性の高いコミュニケーション力とは、

積極的にその人の価値観や仕事のやり方を理解しようと努める人だと思います。

①の受容性の場所でも説明しましたが、一緒に仕事をする社員と積極的に

話すことが大事だと思います。この時に必要なのが、積極性です。

積極性が無いといくら受容性があっても、同僚の事を理解することはできないです。

 

記事のまとめをしていきます。

グローバル企業で働く時に必要な素質として2つあって、

それは受容性と積極性です。

受容性があることによって、同僚がどこの国の人であろうとどんな背景があろうと

関係なく、一人の個人として接して積極的にその人の事を理解しようと

努力することが出来ます。

しかし、受容性だけでは足りません。受容性を発揮するためには、積極性が必要です。

積極性があることで、積極的に同僚の価値観や仕事観に入り込み、その人を理解

しようとします。これが無いと、受容性があっても宝の持ち腐れです。

 

これで今回の記事は終わりです。

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。