「能力の高さ」と「成果の出しやすさ」は同じではない!?

新社会人としてよく聞くし、私も言っている言葉が

「スキルを伸ばして出来るだけ早く会社に貢献したいです」

「会社の研修制度や自己研鑽に励み、社会人としての能力を高めたいです」

もしかしたら、この考えでは社会人として活躍するには

足りなかったのかもしれません。

今回の記事は村山昇・若田沙希さん著の「働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える」

という本を読んでの私の所感を語っていきます。

 

タイトルにもあるように、この本ではスキル・知識を伸ばせば

社会人として活躍できるとは限らない、と述べています。

なぜだか分かりますか??

この理由は

「スキル・知識を発揮するため土台である行動特性や思考特性が備わっていない」

からです。

スキル・知識というのは、例えばSIer社員であれば

プログラミング能力やお客様のニーズをくみ取るコンサル力、あるいは

委託会社の社員のマネージメント能力やオフショアを用いている会社の場合は

英語力などです。筆者は、いくらこのようなスキルがあっても、

「行動特性・思考特性」が無いと、活躍することは難しいと説明しています。

英語力があっても、そもそもコミュニケーション能力や積極性のような

行動特性・思考特性が無いとダメですよね。

そもそも話しかけようとはしないからですね。

なので、スキル・知識だけでは足りない。

行動特性&思考特性とセットである必要があるのです。

 

私はこれまで知識やスキルにばかり注目をしていました。

しかし、行動特性や思考特性を土台のように考えることで、

知識・スキルをより高い次元で発揮できるようになると思います。

行動特性・思考特性は英語だとコンピテンシーと呼ばれることもあります。

このコンピテンシーも並行して獲得・成長させていくことが大事だと思います。

 

今日はこれで以上です。最後まで読んで頂きありがとうございました。